上司は命令するのではなく、部下の自主性、能力を引き出すためのコーチ。そんなアプローチの仕方を説いたこの本。まずは毎日3分間、話して見ることから始めよう。改まった、仕事の話でなくていい。そして、いつでも話せる環境、関係を築くこと。
なるほど、と思った箇所をちょっと書き留めてみた。
- いくら正論を言ったからといって、それに部下が従うわけでもなければ、上司を尊敬するわけでもありません。部下の動きや態度は、ことばを交わす以前に培われている<関係>の厚みによって変化します。
- 能力だけ磨いても引き出しても、それを発揮する<場>、表現する<場>がなければ、その人は「有能」とはなりません。では、<場>とは何か?といったら、人と人、全体との関係性そのものです。
- 教えるというより気づかせる。やらせるのではなく自発的にやり出すのを待つ。
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