2013年9月7日土曜日

VとFの発音とお国なまり



仕事で色々な国の人と接する機会がある。共通言語はもちろん、英語だ。インドネシアにはいても、私の仕事では英語を使うことのほうが圧倒的に多い。そこで、各国人のお国なまりの話をしたい。インドネシアの人の英語のなまりは日本人のジャパニーズ・イングリッシュや、中国人、インド人の英語に比べると、それほどひどくない。しかし、やはり母国語にない発音というのは苦労するようだ。

英語の発音で、日本人が一般的に最も苦労するのはVF,それにTHの発音だろう。中高生の時、一生懸命下唇を噛んだり、舌を噛んだりして発音を練習した経験は誰もがあることだろう。しかし実は、この発音に苦労しているのは日本人だけではない。どうやら、これらの発音はあまり他の言語では(特にアジア地域)あまりないらしく、色々な国の人がこの発音に難儀している。そして、大抵はその音に似た母国語の発音に置き換えてしまうのだが、それにお国柄が出てしまう。

日本人は、VBに、FHに置き換える。例えば、Violinは、バイオリンとなるし、Fruitはフルーツとなる。これが中国だと、VWのように発音する人が多い。昔、大学時代に中国人のルームメイトとスポーツの話をしたとき、ワリボー、と言われて何のことを言っているのだか理解に相当時間がかかったが、Volleyball、バレーボールのことだった。
一方、インドネシア、特にジャワ島では、VFPに置き換える。インドネシア語の月の呼び名は、英語から来ているが、2月(February)は、インドネシア語ではPebruari(ペブルアリ)となり、11月(November)は、Nopember(ノウペンブル)となる。さて、ここで、”I am Javanese”(私はジャワ人です)と、ジャワの人に言ってもらおう。彼らはVを発音できないので、Pに置き換え、”I am Japanese” と発音する。あっという間にジャワ人が日本人に早変わり。以前、これを聞いた時は「はあ?」と思ったが、彼らは別に嘘をついているのではない。しかし、ジャワ島は、英語ではJavaだが、こちらではジャヴァでもジャパでもなく、現地の人も、ジャワ、と発音する。英語の綴りのほうが多分後から来たものなのだろう。

同じ難しい発音なのに、全く別の発音に置き換える。本当に 面白い。
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