2014年3月12日水曜日

シンガポールをただで楽しむ方法



先週末、1泊2日でシンガポールに行ってきた。
なんて書くととてもリッチなように聞こえるが、インドネシアのビザが切れそうだったので、一番近い外国に逃げただけのことだ。ビザの関係や仕事で今まで何度もシンガポールに足を運んでいるので、今更特別な感激もない。正直、面倒くさいな、と思っていたのだが、意外にも満喫してきた。しかもほとんど偶然で無料で。

せっかく行くからには、何か楽しんでみたい。そう思って、Gardens by the Bayを訪ねることにした。少し前にやはりシンガポールを訪ねた友人がフェイスブックに写真をアップしているのを見て、是非行ってみたいと思っていたのだ。

ホテルで一休みした後、Gardens by the Bayに着いたのはもう午後6時ごろだった。私は知らなかったのだが、ここは完全に公開されていて、入場料や時間制限も設けていなかった。むしろ暑い昼間に行かなくてよかった、と思った。

Garden City(庭園都市)を自称するシンガポールの新しい、近代的な庭園。モダンなデザインで、SF世界から持って来たような巨大なスーパーツリーが目を引いた。

さらに奥に行けば、広場にたくさんの人が集まっていた。ちょうどシンガポール交響楽団(Singapore Symphony Orchestra)の野外コンサートが行われるところだった。ラッキー、と思いながら芝生に腰を下ろし、1時間ほど演奏を楽しんだ。
さすがに野外コンサートなので、オーケストラの音の質はあまり望めなかった。マイクで拡張された音は、どうしても質が下がる。クラシックの格調も維持できない。それでも、青空の下芝生の上で楽しめるのだから、文句などあるはずもない。

コンサートが終わった頃には暗くなり始めており、ライトアップされたスーパーツリーが何とも幻想的な空間を作り上げていた。






その後、ホテルに帰ろうとMRT(シンガポールの地下鉄)の駅を探していると、ショッピングモールの前でビッグバンドのジャズコンサート。曲目は何十年か前の洋楽のヒット曲、今ではジャズのスタンダードとなっている曲ばかりだ。






ショッピングモールは海に面していたが、そこにはすごい人だかりができていた。これまた無料の噴水ショーが始まった。そういえば、前にシンガポールの噴水ショーはすごい、と聞いたのを思い出した(水の芸術@中国広東省肇慶市参照)。偶然にも見られるなんて何たる幸運。

スケールでは西安や広東省肇慶市の噴水ショーに叶わなかったが、なかなか工夫を凝らしてあった。噴水で細かいしぶきを飛ばして水のスクリーンを作り、そこに映像を映し出すという斬新なアイデアだ。水のスクリーンに映し出された映像はあまりはっきりは見えないが、「命」をテーマとしたストーリーになっていた。さらに、従来の噴水による水の動きにレーザー、火も取り入れ、なかなか見ごたえがあった。

水の上に浮かぶ幽霊のように見えるのは、水しぶきのスクリーンに映し出された映像。

スーパーツリーの庭園、オーケストラの野外コンサート、ビッグバンドに噴水ショー、予期せずもすべて無料で楽しんだ私。次の日は大学時代の友人と会い、とても充実した、大満足のシンガポール行きとなった。
にほんブログ村 海外生活ブログ バリ島情報へ
にほんブログ村

0 件のコメント:

コメントを投稿