2013年4月2日火曜日

バリ・インドネシアにいない生物



インドネシアは世界的な生物多様性のホットスポットだ。ボルネオやパプアの森林は、多くの生物の住処となり、未だに科学的に発見されていない種も多いという。しかし、私は実はこの国で当たり前と思っている生物がいくつかいないことに気づいた。あまりにも当たり前で、世界中どこにもいると思っていただけに、意外だった生物を紹介しよう。

まず、カラス。バリにはいない。そういえば、インドネシアの他の都市でも見た記憶がない。世界中の都市にいるかと思いきや、私が今まで行ったインドネシアのどの都市にもいなかった。気づかなかっただけだろうか。そして、私は長いことカラスの不在に気がつかなかった。気づいたのは、私の友人である。「何でマレーシアのクアラルンプールにはカラスがいるのに、ここにはいないの?」と。聞かれてもわからない。なぜだろう。人間のいるところではどこでも生きられそうなものなのに。

そして、カモメ。以前、西バリに滞在していた時、いろいろな鳥がいたために、少しは勉強して見ようと、図鑑を購入。私は鳥の中ではカモメが一番好きだったため、図鑑でカモメを探したのだが、なかった。代わりに、「インドネシアにはあらゆる種類の鳥が豊富にいるが、カモメ科はいない」という記述が。ウィキペディアには、カモメ科は「極地を除く全世界の海洋・内水域に生息する」と書いてあるのだが。私の勝手な偏見だが、カモメは鳥の中でも一番、自由の空気を纏っているように感じる。そして、賢く、したたかで、何でも食べる。ある意味、海のカラスとも言えるかもしれない。私はカモメが海を自由に飛ぶ姿が大好きなのだが、残念ながらバリの海にはいない。少し寂しい。

最後はタコ。インドネシア料理にはよくイカが使われる。しかし、タコは見たことがない。なぜだろう、と思ってインドネシア人に聞いて見たのだが、タコ(Octopus)と言っても、わかってくれない。「赤くて、足は8本ある」といったら、カニだと勘違いをされた。カニは10本足じゃなったっけ?日本のたこ焼きが好評であちこちで見るようになったが、中に使われているのはイカらしい。それでも、「タコヤキ」として売られているのだが。西欧でも、タコを悪魔の魚として(魚じゃないと思うが)料理に使わない国はある。しかし、単に料理に使わないだけかと思っていたら、先日、「違うよ、単にいないだけだよ」という答えが返ってきた。本当にインドネシアの海にタコはいないのだろうか。未だにはっきりしないが、誰か知っている人がいたら、教えてください。
にほんブログ村 海外生活ブログ バリ島情報へ
にほんブログ村

0 件のコメント:

コメントを投稿