2013年4月28日日曜日

北京の八重桜

ニューヨークに1週間、北京に1週間の出張を済ませ、ようやくバリに帰ってきた。北京ではFacebookやBloggerによるブログが禁止で見れなくなっているため、バリに戻り、久しぶりにブログをアップ。

前に北京に行ったのは2001年。夏に2ヶ月ほど北京で中国語を勉強した。12年ぶりの北京だが、すっかりお洒落な近代都市へと変貌していた。ただ、この間、西安、広州、上海などのほかの都市には行っていたため、特別に驚いたということはなかったが。

しかし、北京の空はきれいになった。2001年夏に北京に滞在したときは、スモッグで100メートル先のビルの影も霞んでいた。2ヶ月いたが、1日として青空を拝めた日はなかった。風邪気味になると喘息を併発し、息苦しさは1ヶ月以上続いた。しかし今回、1週間ほどいたが、晴れている日はきれいな青空が見えた。道もきれいに清掃されていて、季節の関係もあるのだろうが、昔の埃っぽさはない。

北京はニューヨークよりだいぶ暖かく、桐の花が咲き始めていた。日本人は桜が好きだろうと思ったのだろう、近くの桜がきれいな公園に連れて行ってくれるという申し出に素直に従った。こんなに温かいのに桜がまだ咲いているわけはないと思いながら。

「桜の公園」として有名らしい玉淵潭公園で咲いていたのは八重桜。公園内にはソメイヨシノもあったが、当然のごとく葉桜だった。1週間前にはニューヨークで満開のソメイヨシノを見、次の週には北京で八重桜。なんと贅沢なことではないか。長く海外にいて、5年も桜を見なかったが、こんな豪華な年もあるのだ。次の桜を見られるのはいつになるのだろう。


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