ただいまバリはお盆だ。ガルンガンという先祖の霊を迎える日が先週、3月27日で、その10日後、4月6日が先祖の霊を送り出すクニンガンとなる。私はよくわからないが、この10日間とその前後はいろいろな祭礼が盛りだくさんでバリの人々はてんてこまいだとか。実際、バリの正装をした男女があちこちで見られる。田舎のほうまでバイクを走らせれば、お供え物を頭に上に据えて運ぶ行列も見られるかもしれない。
祭礼に参加しない外国人の私から見れば、この期間には家々の前に幟が立ち並び、実に美しく、バリらしい。しかしあちらこちらで祭礼のために道が封鎖されるので、わずらわしいというのもある。ちなみにこのガルンガン、クニンガン、バリ独特の暦に基づいていて、210日に1度ある。だから、太陽暦で何月にある、というものではない。
ガルンガン、クニンガンのような全島をあげてのお祭りに限らず、バリにはお祭りが多い。いつもどこかで何かしらのお祭りをやっている。バリ人は稼いだお金の大半を祭礼につぎ込むのだとか。文化が豊かで見ている分にはとても面白いが、一方で、バリ人として生まれていたら、いつも何かしらの儀式に追われ、大変だろうな、と思う。しきたりの多い社会なので、窮屈そうだな、とも。
家々の前の幟。七夕に似ているかもしれない。 |
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