2013年8月6日火曜日

バリの料理教室



せっかくの1週間の休み、普段はできないことをしようと思い、観光客向けの料理教室に参加してみた。インターネットで探して見つかった、一番近いのに行ってみた。Caraway Cooking Classという料理教室で、Trip Advisorでも高得点の、なかなか評判がいい料理教室だ。
9時に現地のマーケットから始まった料理ツアー。観光客は7時半にホテルからの送り迎えサービスがあるらしい。私は自分のバイクで直接マーケットに行ったが、場所を聞けば、時々通る道である。あんなところにマーケットなんかあったっけ?と思ったが、普段通る道から少し奥まったところにあった。早朝から賑わうらしく、ルバラン休暇の週ということもあり、9時に行ったときにはだいぶ閑散としていたが、それでも面白いものがたくさんあった。料理の先生、デウィさんの案内で、マーケットを歩いた。インドネシアは4年目で大体の野菜や果物は見たことがあるとはいえ、未だに実際どうやって使えばいいいのかわからないものは多い。

料理教室は、マーケットからほど近いところにある、デウィさんの自宅(多分)の庭。なかなかさわやかな半野外の料理教室だった。火曜日のメニューは、羊のカレー、オラオラ(サラダのようなもの)、鳥の串焼き、春巻き、魚のブレンケス(バナナの葉に包んだ蒸し物)、デザートには黒米のプリン。今日の参加者は10人もいたので(普段は平均7人だとか)、一人当たりの仕事の分量はさほどでもなかったが、全部原材料から作るので、なかなか大変だ。特に、ソースを作ったり、だしをとるのに、石のすり鉢を使って材料をすりつぶす作業が多く、時間も力もかかる。大家族で女性たちがおしゃべりしながら手を動かすにはいいが、自宅で一人でこの作業をやろうとは思わない。使う調味料も私には使ったことがないものばかりだった。
材料をすりつぶす作業。なかなか手間がかかる。
春巻きは、皮から作った。小麦粉、米粉、タピオカ粉を使うレシピだったのだが、「小麦粉抜きで作れますか?」と質問したところ、小麦アレルギーの私に合わせ、米粉とタピオカ粉だけで作るように変更してくれた。別に変更をしてもらいたくて質問したのではなく、自分で作る場合に小麦粉なしで作ることが可能かどうかを知りたかっただけなのだが、先生の配慮に感謝。

手前で春巻きの皮、奥で鳥の串焼きを作っているところ。
中央が先生のデウィさん。手前がその娘のオードリーちゃん。
  
所要時間約2時間半で全てのものが出来上がり、めでたく昼食となった。どれもなかなかの出来だ。私が特に気に入ったのは、魚と色々な野菜をすったものをバナナの葉に包み、蒸したブレンケスというものだ。今までいろいろなレストランで食べたことがあるが、今回、その作り方を初めて知った。

しかし、今回教わったことを活かし、実際自宅で料理をするかどうかと聞かれると、その可能性は低い。フルタイムで働いている独り身の私にとって、まず自分で作る料理は簡単であることが第一だ。油の処理が面倒だし、油っぽいのが嫌いなので、揚げ物はなし。蒸し器がないので、蒸し物もなし。石のすり鉢もないし、買う気もない。鳥の串焼きのように、専用の調理用具が必要なのは、もってのほか。第一、焼き鳥なら屋台で買ったほうが余程効率がいい。これだけで、今回習った料理で、作れるのは黒米のプリンだけとなる。甘いものが好きなので、これだけは今後作るかもしれない。

じゃあ今回の料理教室が無駄だったかといえば、そうでもない。見たこともない食材を使うのは、とても興味深かったし、バリの伝統的な知恵と女性たちの仕事の大変さを垣間見た気がする。そして、今回のボーナスは、マーケットの場所を知ったことだろう。今後、足を運び、色々試してみるかもしれない。

半日でRp. 450,000(約4500円)也。説明は全て英語だが、料理なので、やってみせてくれるし、言語はそれほど問題にならないかもしれない。英語さえ問題なければ、是非試してみる価値はある。
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