2013年8月13日火曜日

ペルセウス座流星群 in バリ

23個。1時半から5時半までの4時間で私が見た流星の数だ。ただし、目の端を掠めただけで錯覚かと思ったようなものも含む。

今年のペルセウス座流星群の観測は、月明かりに邪魔されないという好条件。iPhoneの購入で星空アプリという武器を手に入れた私は、この夜を楽しみに待っていた。期待を胸にサヌールの砂浜に着いたのは午前1時半。ようやくペルセウス座が完全に東の空に上ってきたところだった。サヌールの海岸は東に開けているので、ちょうどいい。

既に浜辺のレストランも閉まっている時間なので、人がいるか心配したが、幸い、私以外にも2つほどグループがいて、ほっとした。やはり流星群を待っていたのだろうか。日本は毎日熱帯夜が続いているそうだが、乾季のバリの夜は涼しい。22度で、私には寒いぐらいだった。

期待して空を眺めていたが、午前2時に近づく頃には、雲が立ち込め、すぐに空を覆ってしまった(涙)。しかし、諦めずにいたところ、3時過ぎたあたりから空が顔を出し始め、流星が見られるようになった。小さくて、「今の、錯覚?」というようなのから、かなり大きな、はっきり尾を引くようなものまで。一番見られたのは4時頃だっただろうか。

せっかくだからと、願い事を考えていったのだが、何度もチャンスは与えられたとはいえ、全然願う暇もなかった。「流れ星が流れている間に3回願い事を唱えれば願い事が叶う」というのは、結局は願い事は自分で叶えなさい、ということなのではないだろうか? だって、誰が流れ星が流れている一瞬の間に3回も願い事を唱えられるだろう?

まず、ほとんどの流れ星は小さく、1秒にも満たない間に消えてしまう。たまにある大粒なものでも、1,2秒といったところだ。しかも、そんなに頻繁にあるのではなく、何分もずっと待っていて、やっとあるのだから、見つけたら、「おおお!流れたぞ!」と思ってしまうのが人情というもので、私の反射神経が鈍いのか、その一瞬で願い事を思い出すまでに至らない。「あ!願い事!」と思ったときにはもう星は消えている。はい、残念でした。

しかし、バリの朝は早い。4時半となればもうニワトリの声が聞こえ始め、5時には浜辺の店の準備が始まって、1人夜空を眺めるような雰囲気ではない。5時半でもまだ暗くて、夜空だけならまだ粘れそうな感じだったのだが、朝の浜辺に漂い始めた日常の生活臭に追われた感じで引き上げた。しかし、23個とはなかなか大漁ではないか。この興奮で、この睡眠不足の一日の仕事を乗り切りたいものだ。

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