2013年7月8日月曜日

地震の反応・インドネシア人の場合



今日小さな地震があった。やはりインドネシアも環太平洋火山帯に位置しているだけあって、1年に23回ほど地震がある。地震のたびに驚くのは、インドネシア人の反応だ。小さな地震でも、皆、すぐに外に出ようとする。今日のは震度2、大げさに見積もっても震度3程度で、私はそのまま仕事を続けたが、インドネシア人の同僚は皆、すぐに外に逃げてしまった。「何で外に逃げないの?危ないじゃん」と前に言われたことがあるが、この地震への反応にインドネシア人と日本人の災害教育の差を痛感する。

日本では、地震を感じると、まずはガスの元栓を閉め、机の下にうずくまる、というのが普通の反応だろう。小学校の頃から度重なる災害教育でそう教わっている。何もない広場のようなところがあればそこに逃げ、屋内では、机の下のように、物が落ちてこないようなところでじっとする。あわてて外に出るのは、却って上から物が落ちてくる可能性があるから危ない、と。私の働いているのは最上階の3階、上に電灯はないし、近くに倒れるような棚もない。ビルが崩れても、床が崩れる可能性はあるかもしれないが、上から押しつぶされる可能性は低い。津波があったって、一番安全だと思うのだが。しかしインドネシア人は、どこで教わったのか、屋内=危険という発想だ。そういう教育を受けているのだろうか?

しかし、思えば、日本で屋内にいたほうが安全、というのは日本の建築が頑丈で、地震に耐えられるような設計をされているからではないのだろうか?インドネシアの建築の耐震性はどれほどのものだろう?インドネシアでも日本の建築基準法のようなものがあり、ある程度耐震性は保証されるのだろうか?正直言って、かなり不安だ。もし頑丈さが保証されていないのだとすると、やはりインドネシア人のように、さっさと屋外に退避するほうがいいのかもしれない。しかしそうすると津波の時はひとたまりもないし・・・と悩む私であった。
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